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振り返らない。忘れるまでは。

省エネ電源タップのワナ

朝。

自分の携帯電話が電車の中で鳴った。

「しまった、マナーモードにしてなかった。」

と思った。

しかし通常、私の携帯電話はほとんど鳴らない。電話がかかってこない。

電話が鳴るのは緊急の時だけだ。

発信者を表示するディスプレイを見ると“会社”からだった。

電話の内容は、サーバの起動時にエラーが表示されることと、クライアントがネットワークに繋がらないというコト。

あと10分ほどで会社に着くのでそのまま待ってもらうことにした。

会社に着き、まずイベントビューワでサーバを確認したところ特に問題がないように見える。エラーメッセージはスタートアップでサービスの起動を失敗したというような内容のものだったがこれは特に問題ない。

一応サーバを再起動してみたがエラーは発生しなかった。

次に、クライアントを起動してみるとネットワークドライブに接続できない旨のメッセージが表示された。

Hubを確認したが通常動作しているように見える。

そこでふと眼に入った。

先週のはじめに導入した“ルーターの電源”が切れている!

すぐに原因はこれだと思った。

ルーターは休むことなく稼動させなければならないココのネットワークの要だ。

電源ボタンを押しても電源が入らない!?

「入れたばかりで故障か?」

 まずキチンと電源コードが刺さって通電しているかを確認する。

電源タップに電源コードは刺さっていたが何かおかしい。
ふと見ると、同じ電源タップについている通電表示のランプは点いているが、ルーターの電源コードが刺さっているタップは点灯していないことに気が付いた。

少しして思い出した!

この電源タップは“省エネタイプ”だったということを!

この省エネタイプの電源タップはパソコンとプリンタやスキャナなどの付属品の電源をパソコンの電源を切った場合にはプリンタやスキャナの電源が自動で切れるようになっている。

つまり、タップの差込口のひとつにパソコンを繋ぎ電源を入れると、タップのほかの差込口にも給電されるように作られている。

すなわち、メインとなる差込口に繋がれた機器の電源が切れている場合には、タップのほか口に繋いだ機器には電気が供給されないのだ。

イカス!(イカさねぇ・・・)

このタップのメインに繋いでいるPCを見ると電源が切られていた・・・。
バックアップ用のディスクが接続されているマシンなのに・・・。

ルーターの電源コードをメインの口に変更するとキッチリとルーターの電源は入り起動しこの件は終了した。

復旧までの所要時間、約30分。

・・・

恥ずかしい話、数年前この省エネ電源タップを購入した時は全くそれに気がつかなかった。“安いしこれでいいや”的に購入したものだった。

使い始めるときにも同様の「何で電気入んないんだろう?」という問題にも遭遇していたのだが、先週のルーターを接続するときにはそんなことはすっかり忘れていた。

危なくルーターのサポートセンターへ“ゴル電”をかけるところだった。

電源タップを購入するときには注意が必要というお話でした。

BTAP2-601/20WG OA電源タップ 2P(2m)

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  • 出版社/メーカー: バッファロー
  • 発売日: 2006/01/31
  • メディア: エレクトロニクス

BTAP2-601/50WG OA電源タップ 2P(5m)

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ちなみに使っている電源タップは上記のものではないです。

抜け防止機能がついてるメーカー不明品。