STARDUST can be found.

振り返らない。忘れるまでは。

会社も見た目が9割ですかね?

最近、売り手市場になってしまったのでアタシの勤めるような古臭い地方の中小企業、しかも3Kとかネットでブラックな噂や転職情報にパッとしないガッカリする話しが掲載されてしまったりすると、ホント新卒で入ろうという若者がやってこないようだ。

昨年、採用担当者が「今年は失敗してしまったけど来年はもっと頑張ります」なんてコトを言っていたけど、もう採用担当者レベルで頑張れるレベルにないように思う。会社の経営陣がもっと新規採用に力を注がないと、このままではお先真っ暗である。ま、中途退職者が増えているというのもかなり問題なのだけれども。

先日、採用担当者が会議室でうら若い女の子を前に会社説明を行っているのを見かけた。聞くところに寄ると高校生らしい。jkである。

しかし、アタシが思うにあの会議室はよろしくない。まず空調が良くない。暑かったり寒かったり空気が悪かったりと、これから会社に来てくれるかもしれないjkちゃんを小一時間とか入れておくには忍びない環境だ。そして、会議室に面白味がなく余計な物が置かれている。棚に入った百科事典とか税務関係の分厚い本とか、誰かの趣味で購入された「日本の偉人伝」とかデアゴスティーニで揃えたとおぼしきシリーズ本とか、なぞの置物とか人形とかあんなものは捨ててしまって、何かオシャレで興味のひく、今ならインスタ映えするとか「なんかおもしろそう!」と思わせるような物が必要なんじゃないだろうか? 

今のままだと学校に戻ったjkちゃんは友だちに「どうだった?」とか聞かれても「・・・・ふつう・・・、古かった」で会話が終わってしまう。会社の印象はjkちゃんの記憶の隅の方に置かれ、耳の穴から出て消えてしまうだろう。「人は見た目が9割」とか言うけど、おそらく「会社も見た目が9割」ではないかと今の新卒採用については思う。

なんとかせんといかん。そんな風に思った。