STARDUST can be found.

振り返らない。忘れるまでは。

歩く男が連れて行ったモノ。

『諸君の愛したWALKMANは死んだ! なぜだ!?』

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そんな鋭い目のよく響く声をしたオッサンの演説をテレビで観ながら、

 

SONYだからさ。』

 

なんて言いたくなる今日この頃。

 

それは、まだ雪の降る前だっただろうか…。もしかしたら、初雪が降ったあとだったかもしれない。

 

アタシに数年に渡って素敵な音楽を、時にはヘビメタシャウトを、社中の心に響く響く歌声を聴かせてくれた歩く男が血(液晶)を流して死んだ。

その事故のしばらく前から、歩く男🚶‍♂️はロックスイッチが時に入りっぱなしになったりと筐体を壊していたんだ。

 

『チッ、またあの忌わしいタイマーか…』

 

いったいこの歩く男は何代(台)目なんだろう? コイツの前はMDと呼ばれる奴だった。アイツも時期が来たらタイマーがあったかのように死んだ。いやいや、前の前の前くらいだ。一時、「iPadなの?」とかいう甘っちょろい奴とつるんでいたじゃないか。そのあと、歩く男のノイキャンという技に周りの雑音が聴こえなくなったアタシは、ずっーとなんだかんだで歩く男が最高だと信じてきたじゃないか。

 

でも奴は死んだ。アタシを残して。アタシのライブラリを道連れに。

 

今のアタシには、SEという奴とBluetoothという奴がいるけれど、SEは慢性的な容量不足を発症していて、Bluetoothは便利だけれど雑音は掻き消してくれない。

 

今日、とあるブログを読んだら SOUL’d OUT を聴きたくなった。それでSEの中を見てみたけれど見つからなかった。

嗚呼、今アタシが欲しているモノは歩く男が連れて行ったんだった…。

 

そんなコトを思い出した。