明日、逃げ出したい妄想に囚われながら。
動けよ。働けよ。
言われなくてもやれよ。
逃げんなよ。
本来アンタがやらなきゃいけないコトを押し付けて逃げてんだよ。
遅いんだよ。とろくさいんだよ。よくそんなコトで今まで会社に勤めてこれたな。
と。
そして、アタシは母が父に対して言っていた不満を思い出して、それが今のアタシの中にもあるコト、でもそれはアタシが相手に対して思っても言えない言葉だなと思っていると、それがアタシ自身に相手の口から降りかかってくる。
疲れる言葉を投げ掛けられる夜。
一番嫌なコトからは逃げられそうもない。
アタシはまだ耐える。
脳が、それが賢明な判断だというのだから。