何年経っても色褪せないクセの強さ。
そんな風に思った。
キムタク(別名ハウル)についてはもう過去に書いたので、また述べる必要は無いと思うけど、やっぱり「キムタク」は声だけでもキムタク。腐ってもキムタクとキムチなのである*1。ソフィーに対して「ちょ!?ソフィ待てよ!」とかサリマンに攻撃されそうになった時にも「ちょッ!!! 待てよ!!!」とか幻聴が聞こえてくるのである。
そしてこのキムタクハウルを上回るクセの強さを発揮しているのが、ソフィーこと、さくら🌸倍賞千恵子さんである。
若いソフィーの声に若々しさを感じられないとか、ババアソフィーでもババア臭が薄いとかなんか中途半端なんだよなあ…という批判はあるけど、それ以上に「さくら」である。もうハウルに「お兄ちゃん!」って言っちゃえよとか思ってしまうのだ。目を閉じ魔法のドアを開ければそこは葛飾柴又! フーテンのハウルが帰ってくるのである。声が若くないとか合ってないとかは次元の低い話なのである。
例えば他のキャストの美輪明宏さんだとか、神木隆之介くんなんかは役と声がバッチリ合っているし、大泉洋をはじめとしたチームナックスの面々なんかはいったいどこに出演しているのかわからないほど物語に溶け込んでいるのである。
しかし、ソフィーの声を聞いていると思い浮かべてしまうのはさくらの姿なのだ。
ただ今の若い子の場合「フーテン? さくら? 何それー?」と過去の強烈なインプットが無いので問題は回避できる。若いソフィの声に張りがないと思うくらいで済むのである。
そんなわけでキムタクとさくらの勝負はさくらの勝ち!
*1:一個人の感想です