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振り返らない。忘れるまでは。

弁当

お題「ちょっとした贅沢」

アタシの中でチョットした贅沢といえば「弁当屋で弁当を買う」というコト。

会社の目の前がコンビニなので、だいたい昼メシはコンビニでカップ麺など安く済ましちゃうんだけど、何かちゃんとしたものをゆっくり自分のペースで食べたいと思った時に、数百メートル歩いてコンビニではなく、会社の近くの個人経営の弁当屋に行く。元気のいいお母ちゃんと無口っぽいお父さん、パートのおばちゃん達が切り盛りしている弁当屋。そこで700円くらいと弁当を買う。昼時になるとオカズが詰められた何種類かの弁当が並んでいて、その中から注文するとホカホカのご飯を弁当に詰めてくれる方式だ。こちらが何も言わずにいると受付兼会計の元気印の母ちゃんが「ご飯大盛り!豚汁付けて!」とパートのおばちゃんに指示を飛ばす。アタシは昔常連で今でも時々会社依頼の数十個の弁当を注文したりするからか、常に無料サービス付きになっている。寒い時期は豚汁だけど夏は冷たいソーメン付きになる。今はそこまで歩くのが面倒でごくたまに行くくらいなのに、行くたびにサービスしてもらって、安い弁当でこんなにサービスして店は大丈夫なんだろうかと少々不安になってしまう。

先日は朝の通勤時に弁当屋の横で信号待ちしていたら、お母ちゃんが出て来て缶コーヒーを差し入れてくれた。

小遣いが多ければ毎日買いに行ってあげたいなと思っている。