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振り返らない。忘れるまでは。

高校の頃「タバコ買うからお金貸して!」と言ったあの娘は妊娠中退して返してくれなかったなあ。

22歳くらいの頃、引っ越し先に駐車場がなかったのと維持費がかかり過ぎるという理由でクルマを手放すコトにした。

古いクルマではあったけれど、なかなか人気のあった車種で改造などもされていた。この改造はアタシが会社の先輩から買った時点でされていて自費はかかっていなかったのだけれども。

クルマを手放すに当たって、中古車屋に売るという選択もあったのだけれど、欲しいと言ってきた妹の友達(男)に売ることにした。確か金額は20万を分割で。簡単な手書きの念書というか契約書を交わして売った。

で、ここまででお察しの通り全額回収は出来なかった。コレはアタシの詰めの甘さが原因。妹の友達ということで甘く考えていたし、支払いが遅れてきても大したことないと放置してしまった。その内にその男が消息不明となって回収不能。ヤル気になれば探し出して支払わせるコトもできたのだろうけど、それも妹に甘かった為しなかった。責任を感じるだろうと思って。

今だったらカードローンでもなんでも使ってコチラには一括で支払わせる方法をとっただろうし、支払いが遅れた時点で相手の会社や親などに連絡を入れられる内容で契約書を結んでいただろう。

帰ってこなかった十数万円は授業料だとあきらめた。

昔、子供の頃に親父からお金の貸し借りはしちゃダメだと随分言われし、金銭の保証人にもなっちゃダメだと言われていたけど、確かに悪い奴は普通にいるんだなと思った。恐らく相手も踏み倒すコトになんの罪悪感も感じず「ラッキー(笑」くらいに思っているんだろう。アタシとしてはその思考回路が理解できないけれども。

親父が亡くなった後に聞いた話で、親父が自分で借金して甥が更生するためにお金をあげたとか、義父の保証人になって借金を払っていた頃があったという。お人好しではあったけれど、稼ぎの悪い上に新婚で甥のために借金作るとかアホだろうとアタシは思うけど、きっとそんなコトがあってアタシには「お金の貸し借りはダメ」と言っていたんだろうなと、そんな風に思った。

カネで繋がる友情ってあるのかな?