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振り返らない。忘れるまでは。

写真家はモデルのパトロンではないんだね。

note.mu

 

なんとなく、アラーキーほどの写真家であれば、囲いのモデルさんなんかは食う寝る遊ぶを提供して写真を撮っているんじゃないかと思ってた。テレビで見るアラーキーはなんやかんや言ってもモデルに優しそうにも見えたしね。

自分の作品イメージのために、というか、お調子者の性格だからか、ノリで大げさな作り話を雑誌の取材やテレビでされたり、勝手に次々と写真集、DVDなどの商品が作られ売られ、事前の相談もなく「KaoRi Sex Diary」というタイトルをつけられたり、たくさんの人がいる前でわざと過激なポーズをとらせて、自分の手柄にするような言動をされたり、撮影と聞いてスタジオに行くと、自分のプロモーションのための取材撮影で、勝手に部外者を入れてヌード撮影を強いられたことも何度もありました。拒否しても「KaoRiを撮ってるんじゃない、俺を撮りに来たんだ」と言われ、やらざるを得ない状況に追い込まれました。

『オレのモデルは俺の物』って感じだったんだろかね。かといって大事に扱うわけでもない。存在が大きすぎるだけに逃げるに逃げられないというのも酷い話や。

 

SNSの発達で自由に自分の好きなことを仕事に繋げることができる時代です。#モデル募集 も溢れています。好きなことを仕事にできるのは、とても素敵なことですが、自分の身は自分で守らないといけないのも事実です。フリーランスのモデルさん、好奇心だけでちょっとやってみたいと思う人も、たくさんいると思います。何かあった時には、

契約書の有無が一番大切になってきます。

そこで初めて法的に動くことが可能になります。

だから、どれだけ仲のいい関係であっても、

お互いが納得できる契約書を作ることを妥協しないでください。

それから、モデルがどんなに頑張っても、

撮られてしまった写真は

写真家の「モノ」になる。

ということは肝に命じて。

恐らく、すでにこういう状況になってる人はけっこういるんだろなと、そんな風に思った。

でも、モデルを写真家のモノとして写真はあまり観てないかな…。それを撮影した写真家の技術や視点は評価するけれど、すべてはモデル、撮影対象があってのコトかと。そんなわけで、『彼女は素晴らしい』とそんな風にも思った。

 

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