STARDUST can be found.

振り返らない。忘れるまでは。

圧倒的疾走感

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チルド氏に倣いたい。

 

アタシの現状は、42歳の正社員で、月の手取りは二十万円台前半。年収は500万円少々。貯金はいくらあるかわからない。だって通帳もお金も自分で管理していないから。年金は学生から社会人になるまでの数ヶ月ほどを未納だったが、就職後に完納した。体の一部が悪いので老後の不安はある。父親は3年ほど前に70歳で亡くなった。田舎で母が一人で暮らしている。下に兄弟もいるけれど、最近は連絡を取っていない。二人目の子供が出来たというので楽しくやっていることだろう。

アタシは二人の家族を扶養していて、忙しく仕事をしている。「あんたは仕事ばっかりね」という家族の言葉は身にしみるが、働いて金を稼がなければいけないという不安が常につきまとう性格なのでしようがない。ただ働くのが好きなわけじゃ無い。出来るなら遊んで暮らしたいが、そうする余裕を持てないのだ。理想通りに生きてきたわけじゃ無い。

だけど、なぜだろう。

この頃、何かを変えてやろう、理想を求めようというキモチが生まれてこない。チルド氏と同じように、周りの人々が人生よろしくやっているように見えて、アタシもそうしたいなと思っていたはずなのに、なにか疲れちゃってるんだ。

先日、アタシよりひとつ年上のバツ2だかバツ3の同僚が彼氏との面白い同棲生活を聞かせてくれた。笑いあり涙あり格闘あり流血あり別れ話あり復縁ありと波瀾万丈、彼女は毎日を楽しくエネルギッシュに生活しているように思った。毎晩ビールが美味いはずだと思った。

それに比べアタシはどうだ。チルド氏が開いたことの無い倫理の教科書だというのなら、アタシはペラッペラのA4チラシ。しかもご近所の老人サークルが手書きで作った「お茶会のご案内」のサラッとした内容のチラシだ。半端に白い紙に単一のマジックで文字とちょっとした挿絵が書かれたチラシだ。

その昔、友人をとんでもなく嫌な気分にさせたとき、ハッキリとアタシを否定する言葉をぶつけられた。その時アタシは目の前が真っ暗になってその場に座り込みしばらく立てなくなってしまった。アタシの心は弱い。拾った財布をネコババしようと思うと、自分自身がとても嫌な気分になって結局ケーサツに届けて安心感を得てしまう。この前だってそうだ。アタシを追い越して走って行ったお姉さんがカバンから財布をゴロッと落としても気が付かずに走って行くもんだから、アタシは財布を拾い息を切らし心臓バクバクでお姉さんを追いかけたのだ。

 

 

神様、アタシに強い心臓をください!

そして、ポケモンをクリアできるくらいの休みをください!

…誤字脱字は確認しない。